古紙回収無料について数字からみてみる
古紙回収された紙は、いったい何に生まれ変わっているのか気になるという人も多いのではないでしょうか。古紙は大きく厚い紙と薄い紙に分かれており、再生が行われます。厚い紙に分類されるのは、ダンボールで再生後もダンボールやお菓子の箱などに使われる厚めの箱になります。薄い紙は雑誌やコピー用紙、新聞、トイレットペーパーなどの衛生商品へと生まれ変わります。このような紙製品は、これまで自分たちが使い終わった古紙で作られている割合が60%ほどで、残りの40%ほどは木材パルプが使用されています。
意外と古紙のリサイクルが推進されていると思われる人もいるでしょう。しかし紙の原料となる木材パルプの約70%は外国からの輸入に頼っているため、日本国内の木材パルプで賄っているのではありません。外国からの輸入に頼っている木材パルプは、海外で新しく育てられたユーカリの木などが充てられています。このことから分かるのは、新しい紙類の多くを作る際に世界の木材を伐採していることです。古紙の回収率が約80%とも言われている日本において、この割合は高く見えます。
古紙回収は無料で行っているところも見かけます。日本では回収率80%と言われていますが、無料で利用できるのも一つの理由といえるでしょう。